バドミントンラケットバッグってソフトケースやハードケースがありますが、選び方はありますか?
本日はバドミントンラケットを入れるケースやバッグについてのご質問を頂きましたので、お答えします。
特にバドミントンを始める際や、始めた方は疑問に思っていながらもなかなか聞く機会がないと思います。
特別な選び方というものはありませんが、バッグという物の種類と効果についてお話ししたいと思います。
まず、①ケースと②バッグは別々に考えてください。
①(ラケット)ケース
ラケットを購入した時についてくる1本入りのもの。
②(ラケット)バッグ
ラケットを数本入れることができ、シューズや着替えも収納できるもの。
①ラケットケースについて
まずは①のケースについて説明します。
ケースは布地でできている「ソフトケース」と、ビニール素材でファスナーのある「ハードケース」の2種類があります。
このケースは原則購入時にラケットについてくるものですので、購入時に選択する事ができないのが現状です。
昔はハードケースと言われるものしかなかったのですが、ラケットを何本も入れる選手が1本ずつハードケースに入れて、それをバッグに入れるとラケットの本数はもちろん、着替え等のスペースが無くなることからソフトケースが誕生しました。
ですので、各メーカーもビギナーズラケットはハードケース、中・上級者用はソフトケースと分けていたのですが、現在は全体的にソフトケースの割合がほとんどになっています。
どちらのケースでも使用上問題はありませんが、雨の日にソフトケースで持ち歩いているとラケットが濡れてしまう点は気をつけなければいけません。
グリップテープや木が湿気でカビが生えてしまうと臭いもそうですが、手自体に問題が発生する場合があります。
購入時に細長いビニール袋に入っている場合はその袋を捨てずに、小さく丸めてソフトケースの中にしまっておき、雨の日にかぶせるのが便利な方法です。
また、「ハードケース」は「ソフトケース」に比べれば雨に強いですが、やはりケースの中は時々拭いたり乾燥させないとカビが生える原因となりますので、きちんとお手入れしましょう。
②ラケットバッグについて
バッグは「ラケットバッグ」や「トーナメントバッグ」等の呼び方がありますが、大会に出る出ないは別として、最初は「6本入りラケットバッグ」と言われるものを持っている方が便利です。
ほとんどの物が、リュック形状になっていて、自転車・徒歩・電車・車の移動に対応できるように持ち手も豊富で色々な持ち方ができます。
小物ポケットもついているので、ガットが切れた際にすぐに全部のガットを切れるようにハサミをいれたり、絆創膏やテーピングもしまっておけるので、いざという時の対応もできるようになります。
また、ジュニアの選手でバッグが大きすぎる方には、小型のリュックサックタイプでラケット・シューズ・ウェアが収納できるものもあります。
ラケットバッグを持つということは、荷物がいっぱい入るようになるということだけではなく、選手としても自分の必要とする用具やスポーツドリンクなどを揃えて準備ができるようになったりと、できるだけ早い段階で持つ方が選手としての成長にも役立つものだと思います。