バドミントンラケットの握り方はイースタンとウエスタンどちらがオススメですか?またそのほかに握り方はありますか?
本日も頂きましたご質問に回答させていただきます。
バドミントンラケットの握り方は確かに何通りかあります。
私の知る限り、この25年はその時その時の世界チャンピオンの握り方が流行になっていました。
ウェスタングリップ (Western Grip)
ラケットを握った時に手の甲が上を向く握り方。
親指が握りの上部に位置し、握りがやや斜めになります。
イースタングリップ (Eastern Grip)
ラケットを平面においた状態ではなく、面を垂直にした状態で持つ握り方。
通常、握りの中心からやや上に親指を配置し、指全体がラケットのグリップを覆う形です。
コンチネンタルグリップ
イースタングリップの握り方で人差し指と親指ではさむように持つ握り方
ウェスタンからイースタンに流れてきて、その中でアレンジされた握り方がいくつかありました。
現在ではコンチネンタルグリップ等、種類も増えておりますが原則はイースタングリップで間違いありません。
簡単に説明しますと、ラケットを平面においた状態ではなく面を垂直にした状態で人差し指と親指ではさむように持ちます。
写真の右の握り方にすることによって、フォアハンドとバックハンドの両方が使えて、ショットの強弱も付けやすくなります。
写真左の握り方はウェスタングリップで、1発のショットは問題ありませんが、フォアとバックの使い分けもショットの強弱もつけにくくなります。
そして最も大切なのは、フットワークで移動したり相手が打つ瞬間はリラックスした状態で構えていることです。
強く握っていると、相手の打球に対して反応が遅れてしまい、さらに強い力でラケットを振ってしまうため、柔らかい打球がうまく打てなくなります。
また、始めたばかりのジュニアの選手はそこまでこの握りにこだわる必要はないと私は考えております。
お父さんお母さんやコーチがこのグリップを強くすすめる傾向がありますが、言われたジュニア選手はラケットの握りにばかり気がいってしまい、大切な構えや足の動きが悪くなってしまうためです。
「成長していく過程で自然とこの握りができるようにさせてあげる」という気持ちで伝えてあげてください。